iPhone17発表まとめ:日本版は物理SIM廃止で完全デュアルeSIMへ──海外モデルとの違いを解説

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目次

  1. 【iPhone17シリーズの概要】
  2. 【3タイプに分かれるSIM仕様とは】
  3. 【地域ごとのSIMモデル対応状況一覧】
  4. 【日本版が物理SIMを廃止した背景】
  5. 【海外モデルとの比較ポイント】
  6. 【iPhone17購入前に確認すべきチェックリスト】
  7. 【まとめ】

1. 【iPhone17シリーズの概要】

2025年9月10日(日本時間未明)、アップルは新作発表イベントで待望の【iPhone17シリーズ】を正式にリリースしました。
ラインナップは「iPhone17 無印/Pro/ProMAX」と新登場の「iPhone Air」。

今回最大のトピックは、日本版モデルから【物理SIMスロットが完全廃止】され、すべて【デュアルeSIM対応】になったことです。
これは日本市場におけるSIM利用の大きな転換点といえるでしょう。


2. 【3タイプに分かれるSIM仕様とは】

iPhone17シリーズは一見すると共通仕様に見えますが、実際には国や地域によって【3つのSIMモデル】が存在します。

  1. 【物理デュアルSIMモデル】
  • 物理SIMカードを2枚挿入可能
  • eSIM非対応
  • 主に中国本土向け
  1. 【物理シングルSIM + eSIMモデル】
  • 物理SIMカードを1枚挿入可能+eSIM1枚の構成
  • 最大8つまでeSIMプロファイル保存可能
  • 香港、韓国、ヨーロッパ諸国など多数
  1. 【デュアルeSIMモデル】
  • 物理SIMスロットなし
  • eSIM2枚同時利用可能、最大8つまでeSIMプロファイル保存可能
  • 日本、アメリカ、カナダ、中東諸国など

さらに、【iPhone AirはデュアルeSIMのみ】という仕様(SIM種類はデュアルeSIMのみ一種類、ただ型番は日本版の独自仕様あり)で統一されました。本記事ではiPhone Airの情報は除外します。


3. 【地域ごとのSIMモデル対応状況一覧】

SIMタイプ対応国・地域例
物理デュアルSIM中国本土
物理シングルSIM + eSIM香港、マカオ、台湾、韓国、ベトナム、マレーシア、タイ、シンガポール、インド、オーストラリア、ニュージーランド、フランス、ドイツ、イタリア、スペインなど下記デュアルeSIMの国以外
デュアルeSIM日本、アメリカ、カナダ、バーレーン、グアム、クウェート、メキシコ、オマーン、カタール、サウジアラビア、UAE、米領ヴァージン諸島

このように、同じ「iPhone17」でも【国によってSIM仕様が異なる】点が非常に重要です。


4. 【日本版が物理SIMを廃止した背景】

日本モデルが完全デュアルeSIMへ移行した理由には以下の要素があります。

  • 【キャリア間切り替えが容易】:アプリ操作だけで乗り換え可能
  • 【盗難・破損リスクの軽減】:カードの物理的な管理が不要
  • 【内部スペースの有効活用】:大容量バッテリーや新機能搭載に寄与
  • 【防水性能の強化】:SIMトレー廃止で水や埃の侵入リスク減
  • 【海外旅行の利便性】:複数のeSIMを保存し、渡航先で即切替可能

これにより日本ユーザーは【より自由で安全な通信環境】を手に入れられることになりました。


5. 【海外モデルとの比較ポイント】

iPhone17を購入する際に海外モデルと比較するなら、以下の観点を押さえておきましょう。

  • 【渡航頻度】が多い人はデュアルeSIMモデルが最適
  • 【中国本土モデル】は依然として物理デュアルSIM主流で、eSIMに弱い
  • 【香港や欧州モデル】は物理SIM+eSIMのバランス型
  • 【日本版】は完全eSIM移行で未来志向

特に海外出張や留学、旅行が多い方は、自国モデルがどのSIM構成なのかを必ず確認しましょう。


6. 【iPhone17購入前に確認すべきチェックリスト】

最後に、購入前にチェックしておきたいポイントをまとめます。

  • 自分の【居住国でのSIM仕様】はどれに当たるか
  • 渡航予定の【国のキャリアがeSIM対応】しているか
  • 現在契約中のキャリアが【eSIM即時発行に対応】しているか
  • デュアル回線運用(仕事用・プライベート用)が必要か
  • プリペイドSIMを頻繁に使う予定があるか

これらを整理して選べば、購入後のトラブルを回避できます。

下記は2025年9月15日の為替レートを元に作成した各国の表です。アメリカとカナダにつきましては、州毎の税率が異なるため、最低税率を元に作成してます。またシャッター音の有無につきましては、マナーモード時にシャッター音が有るか無いかです。また価格に一部誤りがある場合があります、ご了承ください。一旦は256GBのみ記載します、512GB等他の値段は割愛します。

iPhone17 無印 256GBの価格は下記です

国名現地価格日本円価格シャッター音有無SIM種類
中国本土7,499元155,220円物理デュアルSIM
韓国1,290,000ウォン141,790円シングルSIM+eSIM
台湾32,900台湾ドル160,200円シングルSIM+eSIM
香港6,899香港ドル131,100円シングルSIM+eSIM
マレーシア3,999リンギット126,380円シングルSIM+eSIM
シンガポール1,299シンガポールドル142,480円シングルSIM+eSIM
タイ32,900バーツ134,890円シングルSIM+eSIM
ベトナム34,999,000ドン216,990円シングルSIM+eSIM
インド82,900インドルピー146,670円シングルSIM+eSIM
オーストラリア1,399豪ドル134,770円シングルSIM+eSIM
ニュージーランド1,699NZドル151,890円シングルSIM+eSIM
フランス969ユーロ153,100円シングルSIM+eSIM
ドイツ949ユーロ149,940円シングルSIM+eSIM
イタリア979ユーロ154,680円シングルSIM+eSIM
スペイン979ユーロ154,680円シングルSIM+eSIM
日本139,800円139,800円デュアルeSIM
アメリカ799ドル117,680円デュアルeSIM
グアム799ドル117,680円デュアルeSIM
米領ヴァージン諸島799ドル117,680円デュアルeSIM
カナダ1,129カナダドル122,230円デュアルeSIM
バーレーン309.9バーレーン・ディナール121,550円デュアルeSIM
クウェート249.9クウェート・ディナール119,570円デュアルeSIM
オマーン319.9リアル122,800円デュアルeSIM
カタール3,299カタール・リヤル133,590円デュアルeSIM
サウジアラビア3,799サウジアラビア・リヤル149,200円デュアルeSIM
アラブ首長国連邦3,299ディルハム132,540円デュアルeSIM

iPhone17 Pro 256GBの価格は下記です

国名現地価格日本円価格シャッター音有無SIM種類
中国本土8,999元186,279円物理デュアルSIM
韓国1,790,000ウォン196,870円シングルSIM+eSIM
台湾39,900台湾ドル194,310円シングルSIM+eSIM
香港9,399香港ドル178,487円シングルSIM+eSIM
マレーシア5,499リンギット173,810円シングルSIM+eSIM
シンガポール1,749シンガポールドル191,620円シングルSIM+eSIM
タイ43,900バーツ179,990円シングルSIM+eSIM
ベトナム34,999,000ドン216,990円シングルSIM+eSIM
インド134,900インドルピー238,770円シングルSIM+eSIM
オーストラリア1,929.99豪ドル185,990円シングルSIM+eSIM
ニュージーランド2,349NZドル209,990円シングルSIM+eSIM
フランス1,299ユーロ205,170円シングルSIM+eSIM
ドイツ1,299ユーロ205,170円シングルSIM+eSIM
イタリア1,339ユーロ211,490円シングルSIM+eSIM
スペイン1,299ユーロ205,170円シングルSIM+eSIM
日本179,800円179,800円デュアルeSIM
アメリカ1,099ドル161,960円デュアルeSIM
カナダ1,599カナダドル173,080円デュアルeSIM
バーレーン534.985バーレーン・ディナール210,030円デュアルeSIM
クウェート409.9クウェート・ディナール196,170円デュアルeSIM
オマーン510リアル195,500円デュアルeSIM
カタール4,649カタール・リヤル188,270円デュアルeSIM
サウジアラビア5,199サウジアラビア・リヤル204,260円デュアルeSIM
アラブ首長国連邦4,699ディルハム188,760円デュアルeSIM

iPhone17 ProMAX 256GBの価格は下記です


国名現地価格日本円価格シャッター音有無SIM種類
中国本土9,999元206,990円物理デュアルSIM
韓国1,940,000ウォン213,380円シングルSIM+eSIM
台湾44,900台湾ドル218,630円シングルSIM+eSIM
香港10,199香港ドル193,680円シングルSIM+eSIM
マレーシア5,999リンギット189,610円シングルSIM+eSIM
シンガポール1,899シンガポールドル208,240円シングルSIM+eSIM
タイ48,900バーツ200,590円シングルSIM+eSIM
ベトナム37,999,000ドン235,600円シングルSIM+eSIM
インド149,900インドルピー265,030円シングルSIM+eSIM
オーストラリア2,199豪ドル211,850円シングルSIM+eSIM
ニュージーランド2,549NZドル227,880円シングルSIM+eSIM
フランス1,479ユーロ233,630円シングルSIM+eSIM
ドイツ1,449ユーロ228,870円シングルSIM+eSIM
イタリア1,489ユーロ235,210円シングルSIM+eSIM
スペイン1,469ユーロ232,040円シングルSIM+eSIM
日本194,800円194,800円デュアルeSIM
アメリカ1,199ドル176,570円デュアルeSIM
グアム1,199ドル176,570円デュアルeSIM
米領ヴァージン諸島1,199ドル176,570円デュアルeSIM
カナダ1,749カナダドル189,250円デュアルeSIM
バーレーン579.986バーレーン・ディナール227,330円デュアルeSIM
クウェート444.900クウェート・ディナール212,850円デュアルeSIM
オマーン548.100リアル210,380円デュアルeSIM
カタール5,899カタール・リヤル238,980円デュアルeSIM
サウジアラビア5,699サウジアラビア・リヤル223,890円デュアルeSIM
アラブ首長国連邦5,099ディルハム204,910円デュアルeSIM

※eSIMはiPhone 14以降のモデルでは、最大8つのeSIMをサポートできます。

※【技適マークと海外版iPhone利用の注意点】

日本でスマートフォンを利用する場合、【電波法】に基づいて総務省の「技術基準適合証明(技適)」を受けている必要があります。
国内販売モデルには、ソフトウェア内に【技適マーク】が組み込まれており、安心して利用できます。

一方で、【海外版iPhoneには基本的に技適マークがありません】。そのため、日本国内で利用すると【電波法違反となる可能性】がある点には注意が必要です。

ただし例外として、外国から日本に入国した方は【90日以内であれば海外製スマートフォンの利用が認められています】。これは観光客や出張者の利便性を確保するための措置です。

実際のところ、これまでに海外版iPhoneの使用で逮捕や処罰を受けた事例はなく、日常利用に支障が出るケースも報告されていません。
とはいえ、法律的リスクを完全に避けたい方や長期利用を考えている方は、【国内版iPhoneを選ぶのが安心】といえるでしょう。今後技適マークがあるiPhoneについても記事を更新します。

7. 【まとめ】

iPhone17シリーズは、同じモデル名でも国ごとにSIM仕様が異なり、特に【日本版は物理SIMを完全に廃止】した点が大きなニュースです。

ユーザーにとっては、利便性や安全性が向上する一方で、海外モデルとの違いを理解しないと「SIMが使えない」といったトラブルも起こり得ます。

今後はさらにeSIMの普及が進み、SIMカードを差し替える時代から「プロファイルを切り替える時代」へと変わっていくでしょう。
iPhone17を検討する方は、ぜひ自国モデルと海外モデルの違いを把握し、最適な選択をしてください。

アディオス

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